民主主義の濁り具合の検知器である公明党の議席数

台風が近づき雨が強い総選挙の投票日となった。私の周囲でも選挙に行くという人が多い中、期日前投票の投票率が過去最高であると報道された。20日までの時点で1564万人で有権者の14.71%に当たるそうだ。政権交代(投票率69.28%)の時が10.49%、自公政権復帰(59.32%)の時が8.86%、前回(52.66%)が9.77%だから台風接近を考えても想像以上に有権者たちが今回の選挙を重要に考えていることが窺える。
選挙時期になると決まって湧いてくるのがネットで民主党や立憲民主党などの悪口を書き込む掲示板だ。yahooや2chの地域掲示板に張り付いてまるで雇われ仕事のように悪口を書く。NHKで選挙争点が景気であり社会保障であると報道されていてもこの2つでは憲法改正と安保ばかりを主題にしリベラルを売国奴と置き換え攻撃する。まあ意見を書くのは自由だがその書き方や表現方法を見ているとこの人たちが目指す社会は自分と同じ考えの人しか容認しない社会であることが容易に想像される。
そういった社会を見て明らかに不安に思っている人たちが私以外にたくさんいる。私は普段主義主張をあまり人に話さない方だ。だが職場などで世間話をかわすと今の政治に批判的な意見ばかりが出てくる。そして保守的意見を出してばかりいる人たちに対して不安を覚えている人たちが確実にいることを感じる。そういう人たちが選挙に行かないとと感じているのだと思う。
今朝私は投票に行ったが人がたくさんいた。政党と国民審査を書くところでは列があり待たされた。この投票所は以前に選挙管理委員会の立会人が自民党に入れない奴はおかしいと投票所で大声で話していたところだ。多くの投票者が政党名を確認して書いていた。おそらく名前が変わったので確認して記入していたのだろう。私も良く確認して投票した。そして今回は裁判官の国民審査もきちんと調べてバツをつけた。

さて表題の件だが公明党というのは選挙のためにある党といっても過言ではない。だから公約から議員の不祥事まで選挙のためには何でもやる。当然バックにある学会による組織選挙も大命題だ。その力の衰えを指摘されつつも一定の成果を上げている。だから投票数はおそらくある一定数に収まる。下に選挙の投票率と公明党の議席数および比例区投票数・獲得議席数(比例定員180)を書く。ちなみにこの4回の総選挙の有権者数は漸減しているがおおよそ1億人だ。

2014年  投票率 52.7%  公明党議席数  35 比例投票数 731.4万 比例議席 26議席
2012年  投票率 59.3%  公明党議席数  31 比例投票数 711.6万 比例議席 21議席
2009年  投票率 69.3%  公明党議席数  21 比例投票数 805.4万 比例議席 21議席
2005年  投票率 67.5%  公明党議席数  31 比例投票数 898.7万 比例議席 23議席

政権交代後有権者が2014年に1000万人棄権しさらに2014年には600万人減っていることがご理解いただけるはずだ。神奈川県の人口が900万人。千葉県人口が600万だから政権交代から神奈川県の人口以上の有権者が投票しなくなり前回には千葉県の人口分の有権者が投票を放棄したのだ。もちろん公明党の比例獲得票数も以前から減ってはいるのだが有権者の棄権数の減少が大きいため獲得議席が増えているのである。
つまり公明党は皆が選挙が関心を持たないときに躍進する党なのである。その理由は上述のとおりこの党は選挙が目的の党であるからだ。事実かどうかは別としてこの党には様々な疑惑が諸所で書かれている。個別は各自で調べていただくとして少なくとも民意が選挙を放棄したとき、つまり民主主義が特定の成分の濃い水となり濁りが出た時に躍進している。
党の是非は別として民主主義の根幹としての選挙が機能していない指標としてこの党の選挙結果を見る必要があると私は思うのである。自民党の選挙区では公明党が支援している構造上この党が存在感を示すほど与党政治は安定し、与党に都合のいい政治が可能となる。それがいいものだったがどうかは今各自が感じているだろう。投票率が上がったときこの党の議席がどうなるか、民意がもうすぐ示されるだろう。

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