ノーヴァレンダ~ユニコーンSを前に

我が愛馬ノーヴァレンダ(以下ノヴァ君)が6月16日の3歳限定ダート重賞ユニコーンSに出走する。2歳の砂の王者となったノヴァ君の3歳緒戦は中山の伏流Sだったのだが初めて内枠を引き馬群に入れられる競馬となった。レース前に記事にしたようこれは経験がないのでどう出るかわからないと思っていたのだが結果は悪い方に出て勝ち馬から1.4秒差の5着に沈んだ。
同厩のゴールドラグーンが4角出口で一杯になりその直後にいたノヴァ君は周りを囲まれる競馬となった。直線で前が開けても伸びる脚は見せずの競馬だったことからあの時点では馬群を捌く競馬は無理だったと思われた。またそれまでの3勝が坂がないことからも急坂に対する対応力も疑問符がついた。まだそのあたりは経験で変わるのかもしれないが課題が多く見つかったレースであった。

その後続戦することもなく放牧に出たノヴァ君はここユニコーンSを目標に5月24日帰厩した。問われるのは馬群の中での対応力と登坂能力だ。ということは最終追い切りまでに3頭以上での併せ馬で中に入れて追い切ってみること、もうひとつは坂路での動きを確認すること、この2つが私の見たいポイントであった。
だが中間はCW単走2本で1週前追い切りは2勝クラス馬を2.4秒追走0.2秒先着なので字面上は馬群の中での経験がなく坂路の登坂能力も未知のまま本番に向かうことになった。ただ時計は速い。6F79秒7・5F65秒5で終い1F12秒0は十分前で脚を使って終いもしっかりしていると言えよう。過去CWラスト1F12秒前後は何度かあるが全て5F67秒台以上の時計でのものである。ユニコーンSがどうしても前半速くなることを考えればその点では評価できよう。
最終追い切りは1週前同様に2.3秒先行した3歳未勝利馬を追走し4角出口で内につけ馬体を併せる形となった。調教映像を見ると向こうが脚を使いだすとノヴァ君も脚を使い内からかわそうとする。するとさらに相手がまた脚を使いノヴァ君との差を詰めにかかるという具合だ。netkeibaの井内氏の記事のとおり最後の併せたアメリカンウェイクの2枚腰が目についたがノヴァ君も5F66秒5で終い11秒5という全体の時計も出しつつ上り最速の鋭い脚を使っている。
この2週を見ればおそらく陣営は馬群の中での競馬を避けようと考えているのだと思う。もちろん枠順次第でそれは可能だ。だが内枠で行けなかった場合は博打になる。最後方に下げて大外に出すのか、それとも再度内を割る競馬をするのか、判断が問われる。もっとも追い切り以外の調教で馬群で走らせたり坂路の走りで適性を見極めているのかもしれない。

今回は中央の3歳ダート指数の上位馬が多く出てきている。指数2位の昇竜Sと伏竜S勝ち馬⑧デュープロセス⑥デアフルーグ、5位の⑬ニューモーメント、8位の④エルモンストロは有力であろう。また先行馬が結構いるので流れも速くなるだろう。3歳限定オープンの東京ダート1600の良馬場で6割近くが前3F34秒台のレースだ。速い脚を要求されることになる。雨予想を考えればもっと流れが速くなる可能性が十分にある。そういうレースはしてきていないだけにどうかと思う。
だが幸いなことに8枠14番を引けた。大外はアシャカトブだ。あまり先行気配も無いし速い脚も見せていない。普通に行けばまず被される競馬の心配はなさそうだ。➀ワイドファラオと②イメル⑤サトノギャロス⑪ダンツキャッスルあたりが先行主張しそうなのでこれらの外を周れれば勝機はありそうだ。無理して2番手につけなくても前さえ空いていればいいように思う。

私は以前記事にしたようユニコーンS参戦には反対である。というのは理由は3つだ。まず多頭数のスピード競馬だ。今回の15頭立てで先行争いは経験も無い。ワンターンのスピード競馬の経験も無い。芝スタートの経験も無い。さらに今回は回避できそうだが群の中での競馬が強いられる危険性もある。今までとあまりに違う競馬をすることになる。それの対応力がどうかと考えればあまり肯定できるものではない。
さらにノヴァ君が勝ったレースのラップ内容だ。必ず中盤に12秒後半以上のラップの緩みがある。つまりゲートで脚を少し使った後は息を入れながら位置をキープし最後にもうひと脚使うレースをして勝利している。おそらくユニコーンはそんな流れにはならない。スピードの持続が問われるはずだ。そういう意味では1週前と最終の追い切りは良かったとは思うが基本4つのコーナーで息を入れて勝利してきたノヴァ君には戸惑いがどれほどあるか懸念される。
最後はその後のことだ。ノヴァ君は姉のことを考えても私はスタミナで勝負する馬だと考えている。だからゲートで先手を取り息を入れて終いにしっかり脚を使う競馬が向いていると思う。そのためには折り合いは大事だろう。我が愛馬グレナディアーズは初ダート(京都D1800)を勝利した後ユニコーンSに出走を希望したが抽選除外され同じ東京D1600の青梅特別に出走した。そこで前3F34秒7の激流を3・4番手で経験した。以後すべてマイル以上の出走で引っ掛かりながらのレースで惜敗を続けた。そのうちに調子を長く崩すこととなった。ノヴァ君もそういう経験をする危険性を感じるのだ。
おそらくユニコーンSの後は成績次第だがJDDそしてレパードSとなるだろう。これらはコーナー4つのレースだ。その前にワンターンのスピード競馬を入れるのはどうだろうか?賞金的には確実に出走できるノヴァ君に必要があるのだろうか。

とはいえ出走するのだからこの経験が良い方に働くことを祈るしかない。スピードが覚醒してコーナー2つも4つも大丈夫な馬になればいいだけのことだ。そういう覚醒となることを願う。今回の成績ももちろんいいことを希望するが将来につながるレースとなってくれることを一番に願いたい。頑張りを期待したい。

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